肥満のさまざまな原因とその改善方法

肥満とは、一般的に体に入ったカロリーが消費したカロリーを上回ることから起こると考えられます。消費カロリーに比べて摂取カロリーがオーバーしている状態を引き起こす原因には様々なものがあります。

 

よくある原因としては、食べる量が多すぎて、高カロリーの食事を毎日続けていたということがあります。

 

人並みに運動もしているし、体調も特に悪くはないけれども、とにかく食べることが大好きという人は、肥満になる可能性が高くなります。カロリーを意識して食事をすることで、食べ過ぎを抑制するように心がけることが重要になります。

 

若いうちは食べ放題へ行っても大丈夫だった人が中年以降も同じような意識でいると、代謝能力の落ちた体には、てきめんに太ってきます。

 

食事の習慣だけでなく、便秘の症状がある人も肥満になりがちです。人間の体は本来、不必要なものは体の外に排出するようにできていますが、この働きがスムースでないと肥満の原因になり得ます

 

腸の内壁は、体が必要としている栄養を吸収するようにできています。腸の中に長く物が留まっていると、栄養吸収作業を続行します。水分も吸収されるので大腸の中では便が硬くなり、ますます出にくくなるので、便秘の症状が悪化することになります。

 

食物繊維を意識して摂取することや、便意を感じたら我慢しないでトイレに行くことが、便秘対策に有効です。食物繊維をしっかりとって、摂取カロリーの量に気を配るなど食事の内容を見直すことで、肥満にならないための対策として効果が期待できます。

メタボと肥満の違い

それほど太っているように見えなくても、メタボリックシンドロームと診断されることもあります。メタボは、体重が多いことが条件の1つとなっていますが、肥満だからメタボだと断言するようなことはできません。

 

肥満とは、お腹まわりのサイズが男性で85p、女性で90p以上あり、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算できるBMIが25以上になる人です。

 

メタボと肥満を同一視している人もいるようですが、両者は定義でも、内容でも、異なっています。今は病気ではなくても、メタボリックシンドロームは、今後生きていく上で疾患のリスクが高くなるので、疾患が悪化する前に解消をはかっておきたいというものです。

 

糖尿病、高血圧症、心疾患など、様々なトラブルが起きる要因であると言われているため、メタボリックシンドロームだと健康診断で判断された人は注意が必要です。

 

現在、高血圧、高血糖、脂質異常のうちの2つと、内臓脂肪型肥満であることが組み合わさると、診断の根拠となっています。

 

内臓脂肪が多いかどうかが問題になっているため、皮下脂肪による肥満体型の人は、メタボの判断はつきません。内臓脂肪でなく皮下脂肪だから安心ということはないので、皮下脂肪型の人も対策はとりたいものです。

 

近年のメタボ対策では、運動療法と、食事の改善が重視されています。動脈硬化が発生も進展もしないように、体内に不要なカロリーが留まらないようにして、体脂肪率を減らすことを目的としています。

 

病気にかかりそうな人の疾病リスクを減らすことで、医療費を下げたいという国の目論見が、背後にはあったと思います。健康保険の被保険者は、40歳を越えると年1回の健康診断を受ける義務が生じますので、忘れずに健康状態をチェックしましょう。